SSブログ

敷地内薬局の規制緩和について [診療報酬改定]

3月も残すところ、数日となりました。
新診療報酬、新薬価、新納入価格が始まる4月に向け、その準備にも大変なご苦労をお持ちの方も多いかと思います。

 さて、今回の診療報酬改定の改定から 敷地内薬局規制緩和によりフェンスは不要になります。
はっきりしていない部分もあり、今後も確認が必要な事項とも言えますが、病院の敷地内薬局の規制緩和緩和について、現時点での所見を紹介しています。

 まず、医療機関から薬局に行くのに、いちいち公道を通らなければいけない建て方については規制緩和することになりました。
ただし、その場合も保険薬局の独立性の確保のため、保険医療機関の建物内に保険薬局がある形態、つまり、病院内薬局の出店は引き続き認めない。また、両者が専用通路等で接続されている形態についても引き続き認めないこととなっています。

また、公道等を介さずに行き来する形態であっても、
①保険薬局の存在や出入口を公道等から容易に確認できないもの
②保険医療機関の休診日に、公道等から保険薬局に行き来できなくなるもの
③実際には、当該医療機関を受診した患者の来局しか想定できないもの

等は認めないこととしてはどうかという意見があり、
この件については、現地の実態を踏まえ、地方社会保険医療協議会において検討し、地方厚生局で判断することとなりました。





したがって敷地内での開局は認められることになるが、病院の一部に見えるような場所での開局は難しそうですね。
但し、繰り返しになりますが、現地の厚生局等の判断に任される部分になった事はかなりの変化、規制緩和と言えそうです。

それから、保険薬局の経営上の独立性を確保するため、保険薬局指定の更新時に、不動産の賃貸借関連書類や経営に関する書類など、「一体的な経営」に当たらないことを証明する書類の提出を求めることとしてはどうか。という意見に対して、保険薬局の更新(6年ごと)時に、不動産賃貸借関連の書類等の提出が求められることになります。

そして、この事により調剤基本料が変化するケースがあります。

なお、これらの見直しについては、円滑な施行のため、一定の周知期間を設けることとしてはどうかという提案となりました。

 今まで、病院と薬局の独立性を守るべく、非常に厳しい規制の監視下にありましたが、若干の規制緩和となりましたね。
この流れは、今後も続くように思われます。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。