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不眠の世界記録は11日間 [睡眠]

「寝れないんです。どうしたらいいですか?」と尋ねられてのをきっかけに、睡眠を考えました。
睡眠障害には、
入眠困難・・・寝つきが悪い
中途覚醒・・・途中で目が覚める
早期覚醒・・・朝早く目が覚める
熟眠障害・・・眠りが浅い
この4つのタイプがありますね。



でも、そもそも何故眠らないといけないのか?というのが睡眠を考える原点となります。
不眠のギネス世界記録は、11日間(264時間)。
研究者立会いの元、アメリカの高校生の記録だそうです。

その研究が始まって、不眠2日目に目の焦点が合わなくなり、視力や立体感覚が低下しました。
5日目には感情のコントロールが難しくなり、思考力や記憶力、集中力等が低下しました。
幻覚症状も現れ、9日目はまとまった話ができなくなり、指はふるえ、無表情になり、眼球が左右バラバラに動く事態に至ったそうです。

11日の記録を樹立した後、特に後遺症を残すことなく普段の生活に復帰したそうです。
2007年にも、再度挑戦され、この記録を超えた人もいたそうですが、人体に危険であると判断され、11日という記録を最後にギネス記録に「不眠」の記録は乗らなくなりました。

長時間起きていると、思考力が低下したり、いらいらすることは、私の経験でもあります。脳の神経細胞が疲労してくるのですね。
そして、脳の中でも日常よく使う場所や使わない場所があり、疲労の蓄積がアンバランスとなっていて、そのリセットのためにも、睡眠は必要です。

睡眠促進中枢は、脳幹と視床下部にあります。ここがオンになって睡眠となる。ですから、必要に応じて、積極的に睡眠が起こっているのですね。
決して、覚醒状態をオフにしているのではないようです。

さて、冒頭の質問者には、
①規則正しい生活を心がける事
②適度の運動をする。特に夕方に。
③床につくのは眠くなってから。
④眠れなかったら床からいったん出る

等をまずは,非薬物療法や日常生活の改善から実行してみるという必要だと思いました。
医療や薬の力を借りるのは、その後という事になるのでしょうね。なんせ、日本人の20%が不眠を訴えているという、多く状況ですので。









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