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まだまだあります 4月の診療報酬改定の確認事項 [診療報酬改定]

 湿布70枚制限の話題も含め、2016年4月からの診療報酬改定を簡単に纏めてみました。

☆禁煙治療・・・ニコチン依存症の治療で、健康保険等に適応されるには以下の「禁煙治療を受けるための要件」4点を満たしていないといけません。(ファイザーのHP参照)
① ニコチン依存症を診断するテストで5点以上。テストは(ファイザーHP参照)
② 1日の平均喫煙本数  × これまでの喫煙年数 =200以上
③ 1ヵ月以内に禁煙を始めたいと思っている
④ 禁煙治療を受けることに文書で同意している

この中で、若い方は②だけでも、保険適用の条件に当てはまりにくいように感じますが、34歳以下については条件を緩和する事になりました。若者にも禁煙治療ができるようにして、がんや循環器疾患などのリスクを早期に減らす事を考えての対策だと思います。

☆湿布は70枚まで・・・外来で患者さんが医師から一度に処方してもらえる湿布薬は原則として70枚までに制限される。70枚を超える場合は医師が理由を処方箋などに記入する必要がある。「使い残して無駄になっている例がある」「市販でも買える」との指摘があったためです。

☆後発薬の薬価・・・新発売される後発品医薬品は現在は先発薬の6割の価格が原則だが、5割に引き下げられ、患者負担もその分安くなる。普及と医療費を抑えます。

☆ブラッドパッチの保険適用・・・脳脊髄液濾出症で、硬膜の穴をふさぐ治療法「ブラッドパッチ」が保険適用されます。治療に数十万円かかっていた患者負担が軽くなる。

☆粒子線・・・がんの粒子線治療のうち小児がんの陽子線治療と、手術が難しく骨や筋肉などにできる骨軟部腫瘍の重粒子線治療も保険適用になります。。診療報酬は必要な一連の行為で約238万円。これまでは患者が全額を自費負担でした。

 毎回、診療報酬が改定されると、悪い事、不安な事を想像し、ついつい心配になってしまいますが、患者さん側から見れば、喜ばし事も数多くある事を忘れないようにしておきたいですね。










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