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未妥結減算制度を招いたのは? [知識]

これまで、1営業マンが長かった私は、「さん」付けで呼ばれていたのですが、管理薬剤師になると「先生」と呼ばれています。未だ、恥ずかしいやら、これで良いのか?と思う事も時々。

 さて、未妥結減算制度が今後も続きます。何故このような制度が始まったのかと考えますと

①未妥結仮納入②総価取引 がビジネスの取引上、薬局等と卸さんの間で行われているからです。
そしてこの2つが、多くの施設で存在する限り、この制度は、続かざるを得ません。
販売側の医薬品卸、購入側の薬局等両方が努力し、改善しないといけない事だと言われています。

 ただし、よーく考えてみますと、
①は、価格が決まっていないのに、製品を卸から仕入れて使用する。
したがって、この4月からの薬価改正に伴う新納入価格を3月末つまり、今から1週間程度で、決めないと、未妥結仮納入とはならないのです。 可能でしょうか?
でも、普段の生活では値段も決まってないのに、服や靴や食品等、全ての商品は買えません。
薬だけが特別なんです。

②は、全ての納入額から、値引率を決める。つまり、本来は、単品単価で決めるのが、商売の原則だと思いますが、面倒だから、「纏めて全部でいくら?」としているのは、おかしいという事です。
確かに、50年前の製品も、今年出た新製品も、ピカシンでずば抜けた効果を持つ薬も値引き率を一緒というのも、おかしな話とも言えますね。

ただ、皆さんの薬局には、何百、何千という薬があって、一品目ずつ交渉して、決める事が出来るか?と言えば、それも疑問。
しかも、担当のMSさんが、会社に戻って、1品目ずつ価格登録をするとすれば、恐らく多い人は、担当薬局全てで1万を超える品目を1品目ずつ手入力で価格登録しないといけないという、これも可能かどうか疑問ですね。

 これらの課題が俗に言う「流通改善」です。
歴史は繰り返してばかりでは、発展は無く、いつかは、改善すべき事であるように思います。













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