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全国調剤報酬 施設基準届出状況 [かかりつけ薬剤師]

 6月1日現在(5月1日、4月1日も含む)の調剤報酬 施設基準届出状況が、都道府県別に公表されました。

 都道府県別を合計したものですが、都道府県別の集計は、6月1日付けが約6割、5月1日付けが約3割、4月1日付けが約1割、それを合計しています。





保険薬局数 57,285軒
かかりつけ薬剤師指導料・かかりつけ薬剤師包括管理料 23,647軒
後発医薬品調剤加算1 18,688軒
後発医薬品調剤加算2 11,681軒
在宅患者調剤加算 10,889軒
在宅患者訪問薬剤管理指導料 48,274軒
基準調剤加算 10,692軒
調剤基本料1 49,918軒
調剤基本料2 1,894軒
調剤基本料3 3,654軒
調剤基本料4 24軒
無菌調剤処理加算 1,526軒
でした。

かかりつけ薬剤師指導料・かかりつけ薬剤師包括管理料は、全薬局の41.3%となりました。
佐賀県が63.2%、奈良県62.4%、山口県61.4%が高い比率です。

後発医薬品調剤加算1は、32.6%、2は、20.4%ですので、改定前よりかなり算定点数が、ダウンしました。施設数で比較すると、今年1月が加算1、2併せて35,000軒(約60%)ですので、7%程度のダウンです。

加算2は、1月では、20,000軒を超えていましたが、11,681軒となりました。
加算1は、増えていますので、単純な1,2の合計軒数もダウン。加算2から1への脱落もかなりあったと言えます。

いずれは、加算1(60%以上)、加算2(75%以上)は、80%以上となる事が予想されています。
今後も、急ピッチでの後発品切り替えが望まれています。
製薬会社も、新薬開発に、より力を注がないと生き残れない状況です。

調剤基本料1は、全体の87.1%と高率でした。
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患者のための薬局ビジョン 推進モデル都道府県決定 [かかりつけ薬剤師]

 薬局ビジョン推進を強化するためにテーマごとに、幾つかの都道府県を選定する事となりました。

①地域全体のかかりつけ薬剤師・薬局機能強化のための連携推進事業として
 北海道、埼玉、京都、香川、高知、福岡、長崎の7道府県を選定

②他職種連携による薬局の在宅医療サービスの推進事業として
かかりつけ医を中心とした他職種連携を図りながら、薬剤師が在宅訪問を必要とする患者を把握して在宅医療サービスを提供する
岩手、宮城、新潟、長野、大阪、福岡、佐賀、熊本の8府県を選定

③電子板お薬手帳を活用した先進的な地域の健康サポート事業として
食事や運動情報などとリンクした電子板お薬手帳の活用を地域で進め、総合的な健康サポート機能の充実を図るため
福島、滋賀、和歌山、岡山の4県を選定

④薬局・薬剤師によるアウトリーチ型健康づくり推進事業
薬局以外の場で薬や健康の相談を行い、薬局・薬剤師の機能強化を図る事として
秋田、群馬、千葉、富山、岐阜、静岡、愛知、兵庫、奈良、広島、愛媛、高知、沖縄の13県が選定






今後は、これら都道府県の進展を参考として、全国で、「患者のための薬局ビジョン」が進められることになりそうです。
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かかりつけ薬剤師と医療機関との連携 [かかりつけ薬剤師]

 かかりつけ薬剤師が医療機関との連携において、示されている機能が3つあります。

①医師の処方内容をチェックし、必要に応じて処方医に対し、疑義照会や処方提案を実施する

②調剤後も患者の状態を把握し、処方医へのフィードバック、残薬管理、処方指導を実施する

③医薬品等の相談や健康相談に対応、医療機関に受診を勧める事、地域関係機関との連携を実施する

 そして、かかりつけ薬剤師包括指導料の算定には、処方元が地域包括診療加算等を算定している事が必須条件とされていて、かかりつけ薬剤師と医療機関との連携は要件化されています。





 更に基準調剤加算でも、施設基準、算定要件が設定されています。
①在宅療養の支援に係る診療所又は病院及び訪問看護ステーションとの連携体制が整備されている事

②他の保健医療サービス及び福祉サービスとの連携調整を担当する者との連携体制が整備されている事

 今後も更にかかりつけ薬剤師の普及、かかりつけ医との連携の進展が予想されます。
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かかりつけ薬剤師・かかりつけ薬局の普及の実現のための指標 [かかりつけ薬剤師]

かかりつけ薬剤師・薬局を普及させる一つの指標が経済財政諮問会議・経済・財政一体改革推進委員会で薬局ビジョン実現の指標として設定されています。
指標は、定量的に設定されています。

① かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料の算定件数の増加
② 重複投与・相互作用等防止加算の算定件数を14.3万件以上に(2012〜2014年平均の約2倍)
③ 重複投与件数の見える化
④ 在宅医療の算定件数の増加





かかりつけ薬剤師指導料の算定件数の今後、どの位のスピードで伸びるのか?
現状は、一歩一歩前進あるのみといった空気でしょうか???

しかし、新設された「かかりつけ薬剤師指導料70点」と「かかりつけ薬剤師包括管理用(270点)」が算定は、薬局経営からも非常に大きい算定です。

今後は、算定件数により、点数が変わったりする事も考えられますので、新たなこの取り組みを、スピードを持って、増加させる事が重要になります。
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医師がOTC薬を処方する? [かかりつけ薬剤師]

 かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師は、セルフメディケーション・健康支援が、その大きな役割となっています。

 そのため、薬局には、住民の皆さんが必要とするOTC医薬品の品揃えも期待されています。
また、現在議論中ですが、「医師が処方せんでOTC薬を指定する」
事が将来、実施されるかもしれません。





 医療用医薬品とOTC薬の相互作用については、医師に処方箋を出していただき、来局した患者に薬剤師が併用薬を尋ねて「特にありません」と患者さんが答えたのに、実は後になってOTC薬やサプリメントを常用していたことがわかったりすることがある経験を持つ薬剤師さんの話を聞いた事があります。

 仮に薬局にOTC薬を品揃えしていなくても、OTC薬やサプリメントに関する知識をしっかりと身に付けて、患者に適切なアドバイスを行うことが今後薬剤師には求められそうです。

 営業日数の増加、営業時間の延長、生活指導・服薬指導の徹底・24時間体制の健康相談等、薬剤師業務は、今後更に、長く、深く、広く行われる業務となっていきます。
 その覚悟を持って、薬剤師業務に取り組んでいかなければいけません。
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健康サポート薬局に求められる事 [かかりつけ薬剤師]

 2016年4月から「健康サポート薬局」の公表制度がはじまりました。
地域の住民の皆さんが、自ら行う健康の維持・増進を薬剤師さんがセルフメディケーションの観点から支援していくことになります。その要件としては

①かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師の機能を有する事
 かかりつけ薬局の機能を持つ薬局であることは言うまでもありませんね。
その機能は服薬指導の一元的・継続的把握、24時間対応・在宅対応、医療機関等との連携です。

②住民の皆さんに医療用医薬品・一般用医薬品・サプリメント・健康食品等の効果や安全性を専門的知識を持って相談にのり、助言が出来る薬局である事
 セルフケアでは、OTC薬も重要となります。そのため、約50の基本薬効群が示されています。

③幅広く相談にのり、各医療機関、健診や保健指導センター、市町村の保健センター、介護支援をする事業者等へ、つなぐ役割があります。
 医療機関以外の関連機関との連携には、日頃から連携を取り、紹介をする活動を行う事を伝えておかなければいけませんね。そして、事前に了解をいただいておく必要があります。

④地域の健康サポートとしての役割をする中心的役割





 健康サポート薬局の表示は、都道府県あるいは保健所設置市等に基準適合を示す書類を添付して届け出て、受理されれば表示が可能になります。
 そして、都道府県知事にも報告となります。
4月から研修制度がはじまりますので、届出は10月からの開始となります。
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かかりつけ薬剤師が強化すべき機能 [かかりつけ薬剤師]

 かかりつけ薬剤師・かかりつけ薬局の3つの機能を、このブログの前3つのブログで紹介させていただきました。
 2015年10月に公表された「患者のための薬局ビジョン」で示された内容です。

 そしてこの3つの機能を基本的なものとして、更に強化すべき機能があります。





①健康サポート機能
地域の方や多くの関わりのある周辺の住民の方が、自らの健康づくりに積極的参加されるようにそのサポートをする機能です。
そして、かかりつけ薬局としての基本的機能を持った上で、健康サポート機能を持つ薬局を
健康サポート機能薬局として、2016年4月から公表出来る制度
が出来ました。

②高度薬学管理機能
その名の通り、高度な薬学知識を持ち、その薬学的管理に対応できる機能です。
専門医療機関、例えばがんセンター周囲の薬局等の一部は、その機能を果たしていますが、抗がん剤の副作用等に医療機関と連携して対応するといった機能です。

 コミュニケーション能力がより求められる今回のかかりつけ薬剤師制度ですが、このような高度な薬学知識も持たなければ、今後は生き残っていけない事になります。
 
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求められるかかりつけ薬剤師・かかりつけ薬局の機能3 [かかりつけ薬剤師]

患者のための薬局ビジョンで掲げられた3つのかかりつけ薬剤師・薬局における最後の機能です。

それは「医療機関との連携」です。

医師と薬局との連携は以下の5点が期待されています。

①薬剤師さんからの医師への疑義照会・処方提案を実施する

②副作用・服薬状況を医師へフィードバックする

③医療情報連携ネットワークを活用する

④医薬品等に関する相談や健康相談への対応を実施する

⑤医療機関への受診勧奨





 処方せんの内容確認を医師と実施する事がありますが、単なる疑義照会ではなく、医師と対等に話をし、相談をするコミュニケーション能力を持たなければなりません。
そのためにも、薬の専門家として、薬剤知識を持ち、医師からも一目を持たれる存在でなければいけませんね。

 患者さんの体調が不調な時の相談もですが、健康な時でも、より健康になる、より元気になるアドバイスが出来る。それが、かかりつけ薬剤師の役割の一つなのかもしれません。

 そして、患者さんが医療機関で受診する事を勧める信頼に裏付けられた人望を持ち、患者さんに受け入れられる諸知識、患者さんとの人間関係を築くという、非常にハードルが高い役割が、かかりつけ薬剤師です。
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求められるかかりつけ薬剤師・かかりつけ薬局の機能2 [かかりつけ薬剤師]

 求められるかかりつけ薬剤師・かかりつけ薬局の機能の2つ目として、24時間対応・在宅対応があります。

 実際、かかりつけ薬剤師とは何かを考える上で、一番ストレスとなる言葉は
「24時間」
ではないかと思います。


 これまでも、「いつでも電話して下さい」と伝えた患者さんに、土曜日夜中の1時に電話があったこともあり、驚いたとの話を聞いた事があります。
 というのも、緊急性が無い質問だったからです。





 今後は、かかりつけ薬剤師さんは、交代制や代理の薬剤師も含め、なんらかの形で電話番号を患者さんに伝え、24時間体制を取る事になります。

 例えば、夕方飲むべき薬を忘れて寝る前に気づき、薬剤師に電話するといった事が今後は行われる事になるのでしょうね。

 ある薬剤師会の調査では、休日・夜間相談電話は、21時台に30代の女性が多いというデーターがあるようです。

 それから、在宅対応については、小さな薬局が24時間と在宅を対応をする事は、大変難しいと思われますので、地域の薬局で、順番にスケジュールをつくり、対応するような体制を取る事になるのでしょうね。 
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求められるかかりつけ薬剤師・かかりつけ薬局の機能1 [かかりつけ薬剤師]

 昨年10月に公表された「患者のための薬局ビジョン」のおいて、かかりつけ薬剤師やかかりつけ薬局の機能が3つ挙げられました。

 その1つが、
服薬情報の一元化、継続的把握です。
そもそも、医薬分業は、専門性を持った医師と薬剤師が、2重にチェックを行い、多剤投与、重複投与・相互作用等の薬剤のチェックやその防止を行う体制を求められています。





しかしながら、現実問題として、医師と薬剤師の双方での連携した処方のチェックは、思い通りには出来ていない現状があります。

 「患者のための薬局ビジョン」では、ICT(電子版お薬手帳)の活用そして将来的には地域医療情報連携ネットワークを活用し、患者さんがかかる全ての医療機関の処方情報をかかりつけ薬局にて把握する事を掲げています。

 そして、一般用医薬品等を含めて、服薬情報を一元化・継続的に把握し、薬学的管理・指導を求められています。
 一般用医薬品の使用状況の把握は、薬局にてOTC販売を行う事も必要になりますし、患者さんが旅行先で「急にお腹が痛い」となり、薬店で買ったお薬も薬局にて把握しなければいけません。

 したがって、患者さん自身に、「かかりつけ薬剤師」の取組み、仕組みを十分に理解、納得していただく必要があります。

 2025年までには全ての薬局にかかりつけ機能を持つ目標となっています。
立地に関わらず、かかりつけ薬局となります。  
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